プレゼント選びに悩んだら(母の日の妻に対する私の取組み)
誕生日や結婚記念日、父の日・母の日、クリスマスなどなどめでたい日には欠かせないのプレゼント。
ぼくはこれがどうにも苦手だ。。理由は大きく2つ。
1.プレゼントを選ぶのが苦手→喜ばれるのか不安
2.感謝の意を伝えるのが苦手→なんか照れくさい
既に過ぎたイベントではあるが、つい先日が「母の日」で、奥さんにプレゼントをする事になったのだが、僕がどのように苦闘したかを書き記し、子々孫々にハウツーを伝えることとしたい。
母の日前日まで
原則黙殺。誰かが何か言ってくるまで、こちらから行動は起こさない。
そして、誰も何も言ってこない。このままやり過ごしてしまおうか...。
あげるのかあげないのか
何となればやり過ごそうかと思ったり思わなかったりしながら夜が明けて母の日当日。
起床後すぐ奥さんから「今日、母の日だよね?は・は・の・ひ、だよね?」と奇襲を受ける。何かを期待していることを表明しつつ、決して何かくれとは言わない奥ゆかしさよ。
こういう記念日関係イベントの嫌なところ大変やりがいを感じるところというのは、この「どこまで何を期待されているのか分からない」というところだ。
今回の母の日で悩ましいのは、
1.子供を促して何かプレゼントさせてよね? なのか、それとも
2.子供のみならずあなたも何かプレゼントしてよね? なのか。
全く測りきれない。
そもそも母の日って「母」の日だよねえ?君は僕の母ではないよね?と無粋なことを言うつもりはない。もちろん、そのように思わなくはないのだが。
とはいえ、いつもよくやってくれているのは間違いない。子供達の母であり、その祈念すべき日なのだということで、僕からも感謝の気持ちを伝えることにする。それが唯一無二の選択肢。事なかれ主義が日本人の美徳。
子供のプレゼントに便乗する
長男のサッカースクール後に帰宅すると、お昼のラーメンと共に僕にしか聞こえないように「今日は母の日だね」とのささやきが提供された。最速で催促という言葉が頭に浮かぶ。
奥さんに「散歩に行ってくるね」と長男と外出し、近くのデパートで2人で作戦を練る。
父「今日は母の日らしいけど、何かお母さんにあげようか?」
子「何かつくってあげようよ」
父「(今から作ることになると時間が足りないぞ...)お家で作ると、「何かあげるよ」ということがバレバレになるし、何か買って帰ってビックリさせようよ」
子「ビックリさせなくてもいいよ。何か手作りのものをあげたら喜ぶと思うな。粘土で恐竜とか作ってあげようかなあ」
父「(作るのはめんどいシンドイ...)ケーキ買ってあげたらどうかなあ?」
かみ合わない会話をしながらも長男が人として正しく、優しく育っていることに驚くと共に、自分のダメ人間さに嫌気がしなくもない。
結局、「手作りのものをあげたい」という息子の希望を踏まえ、デパートの中で行われていた「母の日に何か作ってあげよう!」というイベントに乗っかり、アイロンビーズ(パーラービーズとも言うらしい)で飛行機を作ることに。
ちなみにアイロンビーズとは、米粒くらいのビーズを並べて、特殊なシートを敷いてアイロンをかけると、ビーズとビーズがピタっとくっついて平べったいアート作品が出来るというもの。ごめん自分でもうまく説明できてないとおもう。
僕も息子の制作活動を一部お手伝いをしながら、「父と息子の共作です」ということにしようかとも思ったが、一生懸命作っている長男を見ていると、その手柄を横取りするようで申し訳ないなあと。いくら自分が人にプレゼントをあげるのが苦手だからってそれはないよなあと、そんなことを思いついた自分を恥ずかしく思いそうになったが押しとどめ、「これは2人で作ったものだからな!」と長男には申しつけ、とりあえずプレゼントは確保できた。
夫からのプレゼント
とりあえずアイロンビーズ製造において、制作者の1人として名を連ねたので、ある意味義理は果たしたとは言える。言えるのだが、奥さんの立場になって考えてみると、どうにも寂しい気持ちになる。
パートナーが自分への贈り物をやっつけで対応しようとしていたら...。贈ってくれる気持ちは嬉しいけれど、義務のような贈り物が果たして嬉しいだろうか。
ただ、何をあげたら喜ぶのだろうか?高級チョコレートとか喜ぶかもしれない、でも「太る」とか言って喜ばないかもしれない。「最近服買ってないなあ」とか言ってたし服はどうだ?サイズが合うか分からないし、趣味が違うかもしれない...。
かもしれない、かもしれない、といろいろ思い悩んだ結果これ↓にした。
[チャムス] CHUMS Utility Pouch Sweat Leather CH60-0844 H/Grey (H/Grey)
- 出版社/メーカー: CHUMS(チャムス)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
・奥さんの使っていた筆箱は長らく同じもので、ややボロボロ
・筆箱じゃなくてもユーティリティポーチなので、化粧品入れとかにも使える
・値段が手頃
以上の理由からこのポーチに決定。色は長男に決めさせて「2人で選んだのである(なので喜ばないなんて許しません)」ということであげることにした。
贈る相手の困っていそうなところに目を付けると、ニーズが見えてくるような気がする。体重が気になってそうなら体重計?手荒れが気になるなら高級ハンドクリーム?困ってることに対するソリューションをもらったら、喜ばないことがあったとしても、多少は気に留めるのではないか?おお、これだ。何だか目の前が開けた気がするぞ!
プレゼントをあげた結果
奥さんはもの凄く喜び、その日一日機嫌が良かった!
ので、プレゼントをあげるのはまんざらでもないなあと、改めて思った。(いつもあげる度に「やってよかった!なんならまたやりたい!」と思うのだが、実際にまたプレゼントをあげなくちゃいけない季節が来ると憂鬱になるのはそういう性格なんだろう)尚、母の日から2日経過した現在、プレゼントは棚の上に置かれていて使われている気配はないが、嬉しくて使えないなのか、使い方が分からないのか、理由は不明だ。
しばらくすると父の日が来るが、期待せずにその日を待つことにする。