補助輪が驚くべきスピードで外せる!ストライダーから補助輪なし自転車への移行が凄まじい件。
つい先日長男(5歳なりたて)が補助輪なし自転車に初挑戦。練習開始30分でサポートなしで運転出来るようになってしまい、心底驚いた。
あまりにもすんなり補助輪なしでスイスイ自転車に乗れるようになってしまったので、これから自転車デビューを果たす幼い勇者達にエールを送るべく、「どうやったら補助輪なし自転車にスムーズに乗れるようになるのか」というポイントをご紹介。
長男のスペック
我が家の長男はいたって普通。身長110cm、体重18kg。運動神経は良くもなく悪くもない、非常に普通の幼児。
「30分?ないわー、それはないわ。盛りすぎだろ!」「中国にいるくらいだから雑伎団の手ほどきを受けているんだろう!?」「自転車大国の中国のなせる技!」とか様々な憶測が流れるのも何なので、念のため。
ポイントその0(大前提)「ストライダーで練習」
ストライダーなるものをご存じだろうか?(「飛竜!」と答えたヤツは帰れ!)
正解はこれ↓
見た感じ子供向け自転車。ただペダルがない。
ペダルがないので足でキックして推進力を得るのだが、
キックして進む→両足を地面から離す→倒れそうになったら足をついて支える→キックして進むという一連の流れが自転車に乗ったときのバランス感覚を養うのに最適!
三輪車でも買おうかなあなんて思ってたところで、知人が「うちの子供はもう使わないから」と譲ってくれたストライダー、長男くんはこれを2年ほど愛用。
もうお分かりですね?ホントに何にもせずに30分で自転車に乗れたわけではないのですよ。世の中そんなにうまい話はない。
とはいえ、宗教上の理由等により一生自転車に乗せないという訳でないのなら、早いうちにストライダー乗っといた方が良い。絶対にいい。ホントに良い。
奥さんとぼくとで練習に入る前に「お父さん達が子供の頃は2日くらい練習しただけで乗れたから絶対大丈夫!」なんて励ましてたけど、軽く親の威厳失ったよね。ぼくらが子供の頃にこんなもんがあればなあ。
ということで、ここからは練習時のポイントを4つまとめてみた。
ポイント1「恐怖心を取り除いて安心させる」
確かにストライダーの威力は絶大なのだけど、初めて補助輪なしに乗るところでは絶対に恐怖心が出てくるので、「恐いよー」と言ってるうちは、ハンドルを支える、背中を支えるなど、倒れないようにしてあげるべき。
ポイント2「遠くを見るようにさせて視線を安定させる」
どうしても恐い!と思うと、「ちゃんとハンドル掴んでるかな?ペダルに足かかってるかな?」と子供の視線が手元や足元に行きがち。こうなると自転車のバランスが保てなくなって、フラフラしてしまう。
なので、「前を見て!」としつこいくらいに言う。フラフラしながらでも多少自分で運転出来るようになってきたら、サポートする人は自転車の前を後ろ向き(自転車側を向いて)で走って「こっちを見ながらペダルを漕いで!」とアドバイスすると良いと思う。但し後ろ向きで走ると危ないとも思う。
ポイント3「ペダルはこぎ続ける」
「自転車操業」なんて言葉もあるくらいで、自転車は推進力を失うと倒れる。
子供は案外そのことが分かってないので、ちょっと漕いだらそのままヘロヘロとなって倒れそうになることが多い。「ペダルをぐいぐい踏んで!!!!」「前、前、前!!」と叫び続けると良いでしょう。
ポイント4「ほどほどにする」
こういう「親が子供に教える」局面って様々あるんだけど、親の方が熱くなってしまって、子供が飽きてうんざりしてしまうことが往々にしてある。
「なんかうるさいことばっかり言うなあ」「疲れた...」とネガティブな気持ちが出てくると一気に意欲が失われて、まったく上達しようがなくなるので、「まだやりたい!」というくらいの丁度良いところで切り上げる方が長い目で見ると良い。
あとがき
自転車に乗れると何より1つ大きなことをやり遂げた!と感じるらしく、大きな自信になったようだ。「ぼくはもうお兄ちゃんになったんだ!」なんて言って、いろんな面で頼もしさが出てくるようになった。
自分が自転車に初めて乗れた頃のことなんてすっかり忘れてしまったけれど、何かそういう達成感いいなあ、と羨ましくも思った今日この頃。