No Pain, No Gain

気がつけば不惑、それでも今日も絶賛迷走中。

我が子が病気や怪我をしたら!!いざというとき役立つ3つのサイト

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photo by tahitianlime

2児の父となった今でも子供が病気になるとオロオロしてしまうことが多々あります。

今でもそんな調子なので初めての子供が初めて熱を出したり、嘔吐したりした時には、もう自分自身が熱が出たり、嘔吐するんじゃないかというくらいに僕も奥さんも気が動転しまくって大変でした。
乳児は胎内にいたときの母体の免疫を引き継いでいることもあり、生後半年くらいはあまり病気になったりしません。なので、多少赤ちゃんとの生活に慣れてきた、と油断し始めた親は足下を掬われて半狂乱になります。
 
とりわけ悩ましいのが「病院に行くべきか否かの判断」がなかなか出来ないことです。

悩むくらいなら病院に行くべき。だけど...

僕も含めて親としての経験値が低い場合、もしくは医療従事者ではない場合、我が子が病気や怪我をしても、病院に行くべきなのかどうか迷うことは皆さん経験があるのではないでしょうか。
タダの風邪かもしれないけど、実は大変な病気かもしれない。でも病院に行ったら「こんな症状で病院に来ないでください!」とか言われるかもしれない。
 
僕はインフルエンザで41℃くらいの熱が出て全く身動きが出来なくなったときに救急車を呼んだら、救急隊員に「こんなことくらいで救急車を呼ばないで」と言われ、搬送先の病院でも「この程度なら救急車じゃなくて、普通に来て欲しいですね」と言われたことがあります。こういう経験をすると、いざという時でさえ病院に行くことにちょっとした抵抗が生じてしまいます。
医療従事者にとっては「こんなこと・この程度」という線引きが容易なのでしょうが、一般市民にとってその判断を下すことは非常に難しいものです。
 
ついこの間も長男が、38度5分の発熱&数回の嘔吐&好きなテレビを見る元気さえない、という状態になって、様子を見るべきなのか、病院に連れて行くべきなのか、判断しなければ鳴らない状況になりました。(特に子供の場合40度近く熱があっても、元気にしてることもあるので困る)
躊躇ったがために、取り返しの付かない事態になったら後悔してもしきれませんからね。
 
ということで、子供が病気や怪我になって困った時、誰か専門家の意見を聞きたいという時のお役立ちリンクをご紹介します。(今上海に暮らしているので、おまけで上海の分も付け加えてます)

お役立ちリンク

自分が子供を育てるにあたって役に立ったなあと思う順に記載してます。

こどもの救急(ONLINE-QQ)

日本小児科学会が運営する子供の症状を踏まえて、一刻を争うのかどうかを判断するサイトです。例えば嘔吐という症状があった場合に「頭を痛がる」「唇が乾いている」等の具体的な症状のチェックリストに回答することで、「(病院に)行く」「待つ」といった指針を示してくれます。
上記の長男の胃炎の時も僕自身は様子見かなあと思っていたのですが、この診断結果に従って病院へ直行しました。医師は脱水症状の初期段階ということで点滴の処置を指示。点滴後はご飯を食べたり、テレビが見られるくらいに劇的に回復してました。
病院に行って本当に良かった!
 
小児救急医療電話相談事業(#8000)について |厚生労働省
病院の診療時間が終わった後で病気や怪我に見舞われた場合、専門家の声を聞きたいけど、どこに連絡していいのか分からないという事が多数あると思います。#8000(携帯OK)をダイヤルすると各都道府県の小児救急連絡先に電話が繋がります。
気をつけなければならないのは、約半数の都道府県は24時間受付では無いこと。
首都圏に住んでいた時には、このダイヤルがなかなか繋がらずにイライラハラハラする事が多かったのですが、他に頼るところがない核家族の親にとってはライフラインの1つになりますね。
 

日本中毒情報センター

化学物質等、誤飲による中毒に特化しています。
大阪(072-727-2499 / 24時間受付)、つくば(029-852-9999 / 9~21時受付)の2箇所。
HPでは中毒事故を防ぐ方法、応急処置の方法についての記載があり、これも有用です。
 
 

上海の場合

まずは、こどもの救急で緊急性を判断しましょう。
あからさまに急を要するような場合は、子供を抱っこしてでも自分でタクシーを拾って日本語が通じる救急病院に行くことをお勧めします。上海は上海で中国の救急体制があるのだと思うのですが、救急車(日本と同じく119番)は全くお勧めしません。(上海の交通状況はかなり劣悪で到着するまで相当時間がかかる。かつ日本と違って救急車に対して一般車両はほとんど道を譲らない)

日本語の通じる病院・クリニックのリスト→在上海日本国総領事館

あとは海外にいるということを念頭に、日本以上に危機意識をもって、多少の怪我や病気でも判断に迷うようであればすぐに病院に駆け込むようにするという事が重要だと思います。
個人的な感想ですが、上海の病院では、日本人医師であれ、中国人医師であれ日本の病院以上に対話に時間をかけるような気がします。なので、日頃から信頼できるかかりつけ医を持っておくといいでしょうね。(逆に日本の病院は効率重視というか、流れ作業というか、あまり話をする時間が無いような気がして、なかなか信頼関係を築くというのは難しいという印象)
 

あとがき

こういった「普段は大して使わないけど、いざというときに重要な情報」というのは手帳に書いておくなり、すぐに見ることが出来るようにアクセシビリティを高めておく事が大切です。

僕は診察券の画像と一緒にEvernoteのノートブックに入れておいて、いざというとき半狂乱になりながらでも、判断する軸を見失わないように、スムーズに行動出来るようにしてます。

まあ、病気や怪我をしない身体を作るってのが一番ですけどね。

Evernote

Evernote

最後に

医療関係のエントリーですが、くれぐれも最後の判断は親御さんご自身でして下さい。

私も含め他の誰も責任は取れませんので。