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No Pain, No Gain

気がつけば不惑、それでも今日も絶賛迷走中。

中国で日本のテレビが観られるの?

中国でのテレビ視聴環境はかなり先進的、先鋭的です。
法的・道徳的問題点が多分にありますが、現実の姿としてご紹介します。

 

イリーガルな気配がするiHome

我が家では、前任者が置いて行ってくれた謎の装置のお陰で
日本のテレビ番組がリアルタイムで視聴できました。
この謎の装置、外見はAppleTVのように見え、表面には「iHome」と書いてあり、
いかにもApple製品パクりました的な雰囲気です。

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これは、iHomeを扱っている業者のHP。何か日本語も怪しい。
 
iHomeはLANケーブルでルーターと接続されており、インターネットを介して
関東・関西の地上波に加えてBS・一部のCSが観られるという不思議な装置です。
著作権の問題とかクリアされているんでしょうか?
中国に駐在する日本人社会では比較的ポピュラーな存在ですが、実際問題どうなんでしょうか。
 

中国のテレビはネットで、しかもお金をかけず見るもの

最近中国語の勉強のために、中国のテレビを観るようになりました。
これもiHome同様にネット経由でテレビが観られる装置を経由しています。
相当程度の家庭に設置してあるらしいので、こちらは合法なのかもしれません。
ケーブルテレビもあるのかもしれませんが、オンデマンドで好きなときに
好きな番組が視聴できるネットテレビの方が利便性が高いのは間違いなく、
ほとんどの家庭で利用されているというのもうなずけます。
 
ただ、中国で初めて知り合いになった人の家に遊びに行ったときに
「テレビはネットでタダで見るものだよ」と言われたのが驚きでした。
彼の家ではテレビとノートパソコンがHDMIケーブルで繋がれていました。
で、どうやって観ているのか教えて貰うと、非常に単純な話で、
youtubeのような動画投稿サイトに数多くの番組が保存されているということです。
 

違法ぽいものも含めてコンテンツ豊富な動画サイト

家で観るときには、検索サイト「百度バイドゥ)」に観たい番組のタイトルを入れて検索。
ここでは、最近個人的にはまっている「愛情公寓」で検索。

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検索結果のトップにはなんと動画集。

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最新の「愛情公寓 シーズン4」がトップに表示されていますが、
過去のシリーズも含めて、全話視聴可能なようです。
この「**集」というところをクリックすると、冒頭数十秒広告が流され、
その後本編が再生されるという仕組みです。

 

ちなみに、ここに日本の作品のタイトルを入れるとどうなるのでしょうか?

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例えば先日から猛烈に熱を上げている「まどか★マギカ」で検索。
 

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さすがに、動画は出てこない模様。
中国語では「まどか」を「小圓」というらしい。一応中国語で検索し直すと?
 

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あれ?何か出てきましたよ...。
3集まであるということは、「前編」「後編」「新編」か?
これ、絶対許可されていないよね。
よく見てないけど、多分テレビ版もあると思われます。
 

知的財産?何それ、おいしいの?状態

ちなみに上海の街中では、日本のテレビ番組や映画のDVDがバンバン売られています。
しかも1枚15元とか超激安です。ネットではタダで観ることが出来そうです。
とにもかくにもこの国では知的財産権が重要視されていないのでしょうね。
コンテンツビジネスやってる人からすれば、
ネットで世界中に無料でばらまかれてしまうのだとしたら、とんでもない話です。
ただ、中国の現地で誰が権利侵害をしているのか突きとめて、
現地の裁判所に提訴するってことになると、相当ハードル高いんでしょうね。
配信(とそれによる広告収入獲得)の安易さとの兼ね合いで
いたちごっこになっていると思われます。
 
この現状に対する対策としては、
1)中国で信用できるパートナーを見つけて現地に合弁会社を作り、権利侵害には厳正な対応をする
2)建前として映像の権利主張はするものの、権利侵害はやむを得ないものとして、それを既存のインフラとして別のビジネスに活用する(例えば物販とか)
といったところでしょうか。
中国でVIP待遇されるという蒼井そら老師のことを踏まえると、
2)の方が何となく中国で商売するにはうまく行きそうな気がしますね。
 
 
以上、恐ろしい中国のテレビ事情でした。
ちなみに、おそらく日本では「百度一下」(ググるの中国語版)しても検索結果は見られても、日中双方のコンテンツ共に再生できないと思います。
(万が一視聴されてトラブルが生じても当方では責任を取りません。ご自身の責任においてトライされるようお願いします)
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