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No Pain, No Gain

気がつけば不惑、それでも今日も絶賛迷走中。

妻の手作り料理を満腹になるまで食べて静かな怒りを呼ぶという割とどうでもいい話

http://www.flickr.com/photos/7926735@N03/3515889409

photo by lisaclarke

いつもより妻が豪勢に晩ご飯を作ってくれたので「美味しいねえ、これ。どうやって作ったの?」なんて言いながら、子供達とその日何をしたのか、何が楽しかったのかなどと話をしながら、モリモリむしゃむしゃと食べて「あー、美味しかったごちそうさま!」。妻も「みんな沢山食べてくれてありがとう」なんて言って、家族で食事をすることは素晴らしい的な光景が広がっていた。

ここまではよかった。

 

ぼくは昔からお腹が空くと不機嫌になり、満たされると幸福感で一杯になる性質なので、幸せな気持ちに包まれながら「いやー、食べ過ぎた。満腹すぎて辛いなー」と言いながら食器を片付けにキッチンへ向かい、シンクに食器を入れてサッと水洗いする。

 

妻「............!」

リビングで妻が何か言っているようだが、流れる水の音で聞こえない。多分「お茶でも入れて欲しいなー」とか言ってるのだろうと思いながら、蛇口を捻ってリビングに戻ると、妻の表情が暗い。

 

僕「緑茶にする?紅茶にする?」

妻「やめてくれない、そういうの...」

僕「は?」

妻「そういうこと言われると、気分が悪くなるんだけど」

 

まったく意味が分からない。もしかしてルイボスティが飲みたかったのかな?とボンヤリと思っていると、

 

妻「食べ過ぎたとか、満腹で辛いとか言われると、ご飯をせっかく作ったのに、台無しにされたような気持ちになる」

 

これまた、まったく意味が分からない。

僕としては、「いやー、(君の作ってくれたご飯が美味しすぎて)食べ過ぎた。満腹すぎて辛いなー(そして幸せだなあ)」というニュアンスで言っていたつもりで、更に言えばもし自分が料理を提供した側だとしたら、こう言って貰ったら嬉しいだろうなという意図を持っていたのだが、まったく完全に真逆の効果をもたらしたらしい。

 

僕「自分が言われたら嬉しいだろうなあ、って思ったから言ったんだけど。こう言われたら嬉しくない?」

妻「全然嬉しくない。むしろ悲しい」

 

よかれと思って言ったこと/やったことの意図が全く相手に伝わらず、それどころか嫌な気持ちにさせることがあるんだなあ、と改めて驚いた。ましてや、妻というのは自分の事を一番分かってくれているであろう人だし、自分が一番分かっているであろう人のはずだったのだが、全く理解出来ていない部分がある、というのはかなり新鮮な驚きだ。何でも分かった気になっていると足元すくわれるなあ、と自分を戒めると共に、10年以上一緒にいる妻の新たな一面を見たような気がして、少し嬉しかったりもする。

 

 

 

熟妻料理教室 (フランス書院文庫)

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 こんなの読む人いるんだろうか...。

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