No Pain, No Gain

気がつけば不惑、それでも今日も絶賛迷走中。

前十字靱帯(ACL)断裂から復活まで(4-日本での病院探し編Ⅱ)

40代目前のオッサンが海外でのACL断裂から復活に到るまでの軌跡はこちら

40代目前のオッサンが海外で前十字靱帯(ACL)断裂してから見事に復活するに到るまで(1) - No Pain, No Gain

40代目前のオッサンが海外で前十字靱帯(ACL)断裂してから見事に復活するに到るまで(2-現地での病院選び編) - No Pain, No Gain

40代目前のオッサンが海外で前十字靱帯(ACL)断裂してから見事に復活するに到るまで(3-日本での病院選び編) - No Pain, No Gain

 

結局前回日本での病院選びに到達できなかったので、今回はその続編を。

 

ただの風邪やちょっとした打撲であれば、自宅に近い病院でいいやと考えるのが普通だと思うが、いざ手術となると腕のある病院・医師に身を委ねたいと思うのではないだろうか。では、腕のある病院はどこにあるのか?となると、即答出来ないと思う。

イメージとして、近所の診療所<大病院<医大付属病院の順番で実績があって、腕がある、よい治療を施してくれると思いがちだが、「手術数」という定量的なデータで全国の病院のランキング評価を見ることが出来るサイトがある。

病院の評判やランキングも!- 病院口コミ検索サイト【Caloo・カルー】

このサイトは「病院版の食べログ」を目指して作られていて、口コミ情報も確認出来るし、何より厚労省が公開している届け出ベースの「手術数」の多寡が分かるので、自分が受ける手術の実績がある病院を探すのに非常に助かる。年に1回程度しか手術していない病院と、1日1回手術している病院、どちらに行こうか?と考えることができる。(ちなみにカルーは口コミはよいことも悪いことも含まれなくては情報としての精度が低いということで、収入は広告収入をベースとしているらしくて、その点交換が持てる)

 

下の画像はカルーで「靱帯断裂」に関する手術数を全国単位でランキングしたもの。

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病院探しが定量データを前提に考えることができるというのは素晴らしい。というのも、極めて勝手な個人の推測だけど、大都市圏以外の地域の病院の場合、大体地元の県立医大出身者が地域で開業しているケースが多く、小さな診療所で手に負えないような場合、近隣の大病院に紹介されることになる。ただ、その紹介先というのは、同じ出身医大・医局のコミュニティを頼って先輩・後輩間といった知り合い間での紹介になるケースが大半ではないだろうか。その場合、技能や実績といった患者側にとっては非常に重要な要素よりも、紹介することになる医師自身のコネクションやメリットデメリットといった要素が強く反映されるのではないだろうか?

病院の選択が(専門家とはいえ)人任せで行うことにやや違和感があるので、それを「データ」を前提に患者が主体的に病院を選べる、というのは新しい切り口じゃないだろうか。手術してもらった病院でも「最近多いよ。ネット見てウチを受診する人」とのこと。徐々にネット向けのアピールが上手な病院、無理矢理術数を増やそうとする病院も出てくるのかも...。と考えると、データを盲目的には信じられなくなるね。あくまでも判断材料の1つとして、最後は診察や術前の説明を通して自分の身体を任せるに値する病院・医師・スタッフなのか、ということを自分で判断するしかない。

こんな事件もあったしね...。

千葉の腹腔鏡手術、10例に問題 患者死亡で第三者委 | どうしんウェブ/電子版(医療・健康)

www.fnn-news.com: 群馬大病院腹腔鏡手術...

 

結局僕はこの実績数が上位の病院がたまたま実家からそう遠くないところにあったので、そこで診察・手術となったのだけど、具体的な流れについてはまた後日。

 

全国名医・病院徹底ガイド

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医師がすすめる最高の名医+治る病院 決定版

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