No Pain, No Gain

気がつけば不惑、それでも今日も絶賛迷走中。

打算に基づき中国語学習を再開することをここに宣言する

最近すっかりブログの更新も滞っていたのだが、別に帰任したわけでもなく相変わらず上海でのほほんと暮らしてます。

 

一時期は中国語学習も週3回程度行っていたのが、今では全く勉強せずに、ただ徒に時を過ごしています。さすがに4年間も中国で暮らしていれば、日常生活では困らない程度に話せるようになるので、相当意識が高い人でないと、なかなか勉強を一生懸命やり続けるモチベーションは維持出来ないよなあ、と思う。一般人は必要に迫られないと動き出せないのだ。

 

そんな一般人の小生、残された上海駐在期間はそんなに長くないだろうと、急に「駐在期間でやっておかなければならないこと」探しをはじめたところです。

 

その第一弾が「中国語のブラッシュアップ」。

いずれ帰任になるものの、会社の中では「中国人材」とみなされることは必至であり、「え?5年くらいいたはずなのに、中国語全然話せないの???」などとなることは、ぼくのちっぽけなプライドが許さない。

 

つーことで、ぼちぼちと勉強を再開し、ついては目標を以下の通り設定する。

 目標1:HSK6級合格

 目標2:中検準1級合格

 目標3:新聞をすらすら読めるようになる

 目標4:ビジネスレベルの中国語会話スキルを定着させる

 目標5:以上を通じ中国語人材として社内での地位を築き、再度中国に赴任する

 

※簡単に補足

HSK漢語水平考試という中国政府公認の試験で、6級が最高位。

・中検=日本中国語検定協会が実施する試験で、1級が最高位。

下のリンクがHSKと中検の違い、レベル感について分かりやすく説明しています。

必読!中国語検定に挑もうと思ったら ≪級とレベル編≫

問われる内容が異なるので、単純比較は出来ないのだけど、HSK6級の方が中検1級よりも合格するのは簡単なようだ。どちらも履歴書や人事向けの調査書に書ける資格ではある。

 

今や日本よりも中国で生活することが、快適になってしまったので、何とかまた戻ってこられるように、種まきを始めていきたい。

家のテレビが壊れたので、テレビはこの世から消えてよし!

http://www.flickr.com/photos/51812388@N02/5024431256

photo by Roman Harak

ある日我が家のテレビが壊れた。というか壊された。

何者かが画面を鈍器で殴りつけて壊した模様で、容疑者は中年女性*か2人組の兄弟というところまで絞り込まれている。ただ、残念ながら現行犯で取り押さえられず、また犯行現場付近には物的証拠が残されていなかったため、犯人を特定することは難しい状況だ。

しかし、「犯人は現場に戻る」とはよく言ったもので、毎日容疑者達は現場にやってきて、すやすやと寝ているのだから、肝が据わっているとしかいいようがない。

 

さて、テレビは壊れたのだが、あまり困っていない。我が家にはリビングと家族全員が寝る寝室に1台ずつテレビがあるのだが、我が家ではほとんどテレビは見ていないからだ。

 

何故我が家ではテレビを見ないのか。

別にテレビやネットでトレンドフォローする必要がない、ということかもしれない。

学生のころは周りと話題をあわせるために「流行っている番組」を観て、翌日学校でその話をするということがよくあった。ただ、オッサンになってしまった今では周囲との話題になるのはテレビ番組ではない。鉄板ネタは天気か下ネタだ。残念ながらこれらの話題にはさほど流行による影響がない。(「午後7時の妹」が不倫していた云々と、下ネタ及び天気でありテレビ番組という複合的なネタに発展させることは可能だが…)

それにしても本当に驚く程に「観たい!」と思える番組がないのだ。強いていえば、動物が出ている番組くらいならば、たまには観て癒やされそうか、と思わなくもない。ただ、家の近くにある上海動物園に行けば、パンダも象もキリンもライオンもいる。何より、2人の息子たちというおもしろ動物がいるので、動物ウォッチングは充分と言えば十分。

 

改めてテレビとは。

僕自身、子供の頃にはテレビを中心に一家団欒があった。テレビを見ながら晩ご飯を食べ、食べ終わってからもテレビを見て、風呂から上がってもテレビを家族で見ていた。一家団欒の原体験を思い出そうとすると必ず茶の間で食事を囲みながらひょうきん族やドリフを見ている様がありありと蘇る。夜中に寝酒を飲む父親の膝の上で11PMを見たのは良い思い出だ。

 

中学、高校、大学と成長につれて、自分の部屋が出来、自分専用のテレビを持つようになると、夜から深夜の番組を見ることが多くなった。ガキの使いを見たり、ドキドキしながらトゥナイトを見たりした。

 

いよいよ社会に出ようという就職活動をしてい時にはテレビ局は就活ヒエラルキーの中でもかなり上位にあったように思う。テレビ局に内定を貰っていた友人達はかなり浮かれていたように思うし、正直羨ましいなあとも思った。とはいえ、この頃から徐々にテレビ番組に対する思い入れというか思い出がなくなってきた。

 

そして、昭和生まれが古くさく感じられる現代、社会に出て人の生き血と泥水を啜る立派なオッサンになってみて、テレビ業界に就職しなくて良かったなあ、と心の底から思う。何せ、僕の人生にもはやテレビはほとんど必要ないと言えるから。本当に心の底から見たいと思える番組もないし、無駄にダラダラ見て時間を潰そうと思える程、もはや自分の人生に残された無駄な時間はそう多くない。自分に必要の無いものを生業にすること程、虚しいことはないだろう。

 

テレビが生まれて5-60年。まさかこんな時代がやってくるとは。(別にだからといって、ユーチューバーがすごい、ネット時代マンセーというつもりはない。それらのメディアも僕が千の風になる頃には、テレビの墓の上に新たな墓を建てているかもしれないし)

 

一体何がここまでテレビをインポテンツにしたのか。

テレビを見ること以外にやることが沢山増えたから、と言われる。一昔前のご老人達は夕方大相撲を見るくらいしか余暇がなかったのが、健康寿命が延びて、多様な趣味を持つことが出来るようになった、とか。

 

僕もその意見に同意したい。別にテレビ以外に楽しいことは世の中に沢山あるし、基本的に受動的な娯楽であるテレビには、心を揺さぶる体験の共有、という娯楽における重要な部分でどうしても越えられない壁がある。心を揺さぶるために五感に訴えようにも、テレビでは「視る」ことと「聴く」ことしか共有できない。だから、そもそも娯楽としての完成度が実はそこまで高くない。(娯楽以外の側面で、テレビの持つ「情報の発信源」としての役割がインターネットと携帯やスマホの出現で相対的に低下したことも、テレビの地位低下を決定的な物にしたことは言うまでもない)

 

なので、単純に「テレビ業界の怠惰だ。人々を釘付けにすることが出来ない、コンテンツの乏しさ、創造性の乏しさがテレビ衰退の原因、以上」とも言い切れなくて、まあ要するに構造的に斜陽産業になりつつある(というか、既になってる?)というありきたりな結論に到る。

 

個人的には、少子高齢化を迎えた日本では高齢者向けの焼き直しコンテンツがある程度の需要があるとは思う。僕自身は「北の国から」の続きが見たいなあ、と思わなくもない。

 

おわりに

こうしてテレビの終わりについて考えてみたのだけれど、家のテレビを破壊した容疑者はもしかするとこのような僕の思考を読み取り、「もはやテレビなんてこの世に不要なのだ。汚物は消毒だー!」といった勢いを行動に移しただけなのかもしれない。

でも、まだPCのディスプレイとしての利用価値はあったんだけどな...。(逆に言うとそれくらいしかもう利用しない)

 

 

iphone5からiphone6sへの乗り換えレビュー

iPhone6s /iPhone6s plus発売開始から遅れること1日。これまでiphone5を2年強使ってきたのだけど、とうとう乗り換えたので、簡単にレビューしてみる。

 

購入まで

9/26の朝6:01から当日店頭販売の予約開始との情報を受けて、店頭購入の予約を無事済ませて、Applestore@環貿IAPMにて無事購入。

発売から1日遅れではあるものの、すんなりゲット。

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まず店内に入る前に整列させられるんだけど、事前予約制のためか、全然並んでない。

 

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上は店内の写真。わかりにくいけど、店外で整列させられた後、店員に導かれるまま身分証の確認、購入希望機種の確認、現物のチェック、支払いを歩きながらベルトコンベア的に処理。

中国でありがちな割り込みとかマナーの悪さは特に感じず没問題。

 

周りの客は大体2台購入していたけど、転売してるんだろうなあ。

Apple 苹果 iPhone 6s plus 64G 深空灰色 移动联通电信4G手机-1号店

上記リンクは上海のネットショッピングの代表格「1号店」。

正規のApplestore中国で6,888元のiPhone6s plus 64GBを8188元で販売中。1,000元以上高く売られているという驚愕の事実。

 

こんなことなら僕も2台買って、転売すれば良かった、という後悔はさておき、iphone5から乗り換えて1日経過して思うところをまとめてみた。

 

最も驚いたこと = いろいろめちゃくちゃ早い。

LTE[=4G]の利用が可能になり通信速度速い

「爆速」ってのはこういうことを言うのだろうなあ。本当に快適。通信量増大を心配した方がよさそうだ。(中国移動ではiphone5でも4G使えたかもしれないが)

スピードテストの結果、iphone5 + 3G → iphone6s plus + 4Gで下りの速度が40倍に...。嘘のようなホントの話。

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・CPUとメモリがグレードアップしてサクサク早い

iPhone5はiOS8にした辺りで、どうにもカクカクし始めたのだけど、すっごい滑る。桜庭和志もびっくりのヌルヌル具合。

 

2番目に驚いたこと = カメラ関連

・LivePhoto

写真を撮影すると、撮影前後数秒の動画も一緒に記録してくれる機能。

その数秒の中に「撮影した瞬間よりも良さそうな表情が...」ということもままある。

子供は喜んで見てるから好みの問題もあるかもしれないが、僕は基本的にはOFFにして撮影するような気がする。

(これから試すけどLightroomとかでデータを読み込んだ時にどう整理されるのかも心配)

 

・4K動画

動画はとんでもなくきれいに撮れる。5年前に買ったSONYのビデオカメラよりはるかに画質が良い。

ただ、カメラアプリの中で画質を変更出来ない、というのは結構面倒。どうしてカメラアプリの中で完結させないのか不思議。

それと、4K動画1分で350MB程度の容量なので沢山動画を撮りたい人は128GB一択になる。64GBにしてちょっと後悔した。

 

その他

・5.5インチディスプレイ

デカいデカいとは聞いていたが、本当にデカい。そして妙に薄くて、エッジが丸みを帯びているので、手からするっと落としそうで怖い。

 

・ロックボタン

iphone5は本体上部にあったものが、右側へ。とりあえず使用歴2日ではまだ押し間違える。いずれ慣れるだろうけど。

 

・Touch ID

指紋認証機能は便利と言えば便利。ロックし忘れてた?と思う程にあっという間に認証が終わる。

ただ、親指以外の指だと精度がそんなに高くないのが難点。

今回乗り換えたのがiphone6s plus ということもあって、iphone5からあまりにも大きくなり人差し指で操作する場面も多々ある。

そのせいか【指紋読み取り→失敗→指紋読み取り→パスコード入力】となると最初からパスコード入力の方がよっぽど早くて、イラッとすることも。

あと、パスコードが6桁になったのはセキュリティ上は良いことだと思う。

 

・3DTouch

軽い押し込み(peek)と強い押し込み(pop)の使い分けで新たな動作が可能に。

メールアプリではpeekでチラ見が出来る、ということだったけど、あまり利便性は感じない。ゲームとの相性はいいのかもしれないが。

ただ、「エッジプレス」(左端を強く押し込むことで、アプリの切り替えが出来る)は、超絶便利。今までホームボタン2度押しだったけど、体感的には1秒程度早く切り替えられるようになった。ケースの形状によっては反応しなくなるかもしれないらしい。

今のところケース無しの剥き身で使っているので心配ないが(落下して破損の心配はある)。

 

・Taptick Engine

メールやメッセージの着信があると「トントン」と震えるけど、震えが弱くて、気がつかないこともしばしば。

正直今までのバイブの方がよかったような...。

 

 

 

まとめ

総じて言うといろいろ良くなった。ただ、驚くような革新的な技術は全然ない。

今までの技術が少しずつ高機能化されてはいるのは間違いないけど、小さな改善を沢山積み上げただけ、という印象。是非使いたくなるというような目玉機能は特にないかなあ。

 

ということで、個人的には物欲に負けて購入してしまったけど、iPhone5でもまだ全然現役で使えたなあ、という感想。(キャリアが中国聯通だと3Gしか選択肢がないという問題はあるが、我慢出来なくもないレベル)

 

iPhone5ユーザーは来年発売予定とされるiPhone7まで待つ、というのも全然アリだと思う。ここまでiPhoneが進化してくると、もはやiOSのアップデート対象外になるまで使い倒しても良いのかもしれない。

 

 こんなにデカくなると、手帳型ケースを使うというのも選択肢に入ってくるなあ。

 

(追記)

電話をするときには、スピーカーが耳に、マイクが口に当たるので丁度良いかなあと思っていたのだけど、かなり聞こえが悪い。壊れてるのか?と疑いたくなるレベル。

今まで3GSから使ってるけど、幸いにしてiPhoneでは初期不良に見舞われたことがなかったのだけど...もしや?